東京都庭園美術館
昨日は東京都庭園美術館で開催中の"建築の記憶―写真と建築の近現代―”を見に行ってきました。
今では見ることのできない熊本城や江戸城など、今は無き過去の産物を
印画紙に映像として永遠に定着させる写真の力って本当に素晴らしい。
江戸末期から明治にかけての記録を目的とした建築写真から始まって、
徐々に写真家の眼差しを反映させた建築写真へと移ろい行くのが
よく分かる写真展。
写真は肉眼を超えると良く言うが、熊本城の晩年のボロボロな姿が
細部まで写っている写真や、旧帝国議会会議場の荘厳な模様をばっちり写した写真
などから、その概念は普遍的なものだ、と感じた。
100年前のプリントでもとても奇麗で、その技術力には脱帽。
写真の前にたつと過去のイメージが蘇ってくる。
今回のお目当ての作家、石本泰博さんの桂離宮はいつ見ても感激する。
眼差し、プリントどれをとっても鳥肌が立つくらい素晴らしい。
私はこの作家の被写体との距離感と被写体の魅力を引き立たせる構図、
そして何よりも美しいプリントが本当に大好きである。

東京都庭園美術館は初めて行きましたが、今回の建築の記憶という
テーマにふさわしい会場でした。
明治期にタイムスリップしたようなレトロな会場。
良かったです。
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by fumishiko | 2008-02-11 23:12 | 独り言
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カメラマン関口史彦のブログです。