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はしご
昨日と今日は休み。
二連休あると一日は完全に休養で今日はずっとひきこもり。
そして昨日は会社の同期と写真展のはしごをする。
まず一発目はキャノンサロンで開催されてる、齋藤康一作品展 「昭和の肖像〜人物交差点〜」を見に行く。
会場に入ると渋くて格調高そうな雰囲気が漂う老紳士がロビーにいて、多分作家さん御自身ではないかなぁ〜と。
でもすぐお客さんと出かけてしまった。
写真は35mmで撮ったモノクローム。
被写体となっている方々はその業界の巨匠クラスの人たちばかりで、それはそれは迫力があります。
顔で人生を表す事が出来るような人達と対等になってコミュニケーションをとり、レンズを向けてシャッターを押すなんざぁ簡単な事ではない。
撮られる方もさることながら撮る方もよっぽどの大きな人でなければ出来ない。
それに写真に写っているモデルの表情はみんな身構えておらず、完全に力の抜けた“素”。
そんなモデルに気を許せる斉藤さんの人間的魅力も想像出来る。
巨匠ばかりでなく、若い人達を写した写真も是非見てみたかった。
見応え満載で、もうお腹いっぱいって感じ。

続いて、PGIの坂田栄一郎 "Just Wait: Times Square 1966-70"
を見に行く。
アエラの表紙を撮っている坂田栄一郎も巨匠中の巨匠。
キャリアが立派すぎる。眩しすぎる。
そんな彼が今の私と同じ年頃にNYでハッセルで撮った写真展。
NYはとても刺激的な街です。
人種のるつぼと言うだけあって、色んな人達がいる。
雑多な民族で成り立つ街だけあって、様々な文化が存在し、何もかも自由。
それがとても面白い。
生活したい。
そんなNYの人達のポートレイト。
みんな個性的な人達ばかりが写っている。
めっちゃ恐そうな黒人さんも写ってて、良く声かけるなーと真っ先に思ってしまう。
2、3年前に東京都写真美術館で行われた“天を射る”の写真と比べると、スナップだし、作家の若かりし頃の写真だけあって、固い写真ではなく見るものにとってはすんなり受け入れられる写真だと思う。
坂田栄一郎は今では神様みたいな存在だが、チャレンジャーだった時期があったことを思うと、私も頑張らねばなと思う。

ラストはまた青山のアニエスベーのバンダパール ニューヨークアンダーグラウンド60's,70's,80'sを見に行く。
好きだなぁーと思う。
カタログがもう売り切れでショック。

そんな感じで、私は休みとあれば写真展行くか、写真撮っているか、寝ているかなので暇な人写真展一緒に行きましょう!写真も撮らせて!!
ほなまた。
by fumishiko | 2006-11-22 00:08
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カメラマン関口史彦のブログです。